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犬の毛艶が悪い?パサつき・抜け毛が気になるときのケア


「最近、愛犬の毛がパサパサしている気がする」
「以前より毛艶がなくなった」
「抜け毛が増えたように感じる」

毎日愛犬に触れているからこそ、毛並みのちょっとした変化に気づく飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬の毛艶や毛並みは、毎日の食事だけでなく、皮膚の状態、ブラッシングやシャンプー、季節の換毛、年齢など、さまざまな影響を受けます。

まずは愛犬の皮膚や生活環境、日々のケア、食事内容を一緒に見直してみましょう。

犬の毛艶が悪くなるのはなぜ?

犬の毛は皮膚から生えているため、毛艶の変化を見るときには、毛だけでなく皮膚や体全体の状態にも目を向けることが大切です。

① 皮膚が乾燥している

空気が乾燥する季節や、冷暖房を長時間使用する室内では、犬の皮膚も乾燥しやすくなります。
皮膚のうるおいが不足すると、フケが目立ったり、被毛がパサついて見えたりすることがあります。

② 食事の栄養バランスが崩れている

毛や皮膚を健康に保つためには、タンパク質や脂質をはじめ、ビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が必要です。食事量が極端に少なかったり、特定の食材やおやつに偏っていたりすると、必要な栄養を十分に摂れないことがあります。

③ 換毛期で抜け毛が増えている

犬種によって差はありますが、春や秋など季節の変わり目には、毛が生え替わるため抜け毛が増えます。
換毛期には古い毛が多く残ることで、一時的に毛並みが悪く見えることもあります。

④ シャンプーの回数や洗い方が合っていない

清潔にしてあげたいからと頻繁にシャンプーをすると、必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚が乾燥することがあります。犬の皮膚は人間とは性質が異なるため、犬用のシャンプーを使用し、その子の皮膚の状態に合った頻度で洗うことが大切です。

⑤ ブラッシングが不足している

抜けた毛や汚れが被毛の中に残っていると、毛並みが乱れたり、毛玉ができたりします。
特に長毛種やダブルコートの犬は、こまめなブラッシングが必要です。

⑥ 加齢による変化

年齢を重ねるにつれて、毛が細くなったり、若い頃ほど艶が出にくくなったりする犬もいます。
活動量や食事量、皮膚の状態も変わってくるため、年齢に合った食事やケアを考えていきましょう。

⑦ ストレスや体調の変化

引っ越しや家族構成の変化、生活リズムの乱れなどによるストレスが、皮膚や被毛の状態に影響する場合もあります。また、体調を崩しているときに、一時的に毛艶が悪く見えることもあります。

⑧ 皮膚疾患やアレルギー

毛艶の変化に加えて、強いかゆみ、赤み、脱毛、フケなどが見られる場合には、皮膚疾患やアレルギーなどが関係している可能性もあります。
毛だけを見るのではなく、皮膚の状態も確認してみてください。

こんな変化があれば要チェック

毛艶が少し悪く見える程度であれば、季節やお手入れの状態による一時的な変化の場合もあります。

一方、次のような変化がないか確認してみましょう。

  • 毛がパサパサしている
  • 毛艶がなく、全体的にくすんで見える
  • 抜け毛が急に増えた
  • フケが目立つ
  • 皮膚が赤くなっている
  • 以前より体をよくかく
  • 一部分だけ毛が薄くなっている
  • 皮膚や耳のにおいが気になる
  • 以前より毛が細くなった


特に、毛の変化と同時に皮膚の異常が見られる場合には、「毛並みの問題」とだけ考えず、皮膚の状態をよく観察することが大切です。

毛艶と食事の関係

犬の毛や皮膚も、毎日の食事から摂る栄養をもとに作られています。
そのため、健やかな被毛を維持するうえで、食事は大切な要素のひとつです。

・タンパク質は毛や皮膚の材料になる

犬の毛の主な成分はタンパク質です。
皮膚を作るうえでもタンパク質は欠かせないため、毎日の食事から適切に摂る必要があります。
単純に量だけを見るのではなく、犬が必要な栄養をバランスよく摂れる食事であることが重要です。

・脂質は皮膚や被毛の健康に関わる

「脂質=太るもの」と考えて、できるだけ減らしたほうがよいと思われることもあります。
しかし、脂質も犬に必要な栄養素のひとつです。

皮膚や被毛の健康を保つうえでも重要な役割を持っているため、特別な理由がない限り、極端に脂質を制限する食事は避けたほうがよいでしょう。

・ビタミンやミネラルも欠かせない

健康な皮膚や被毛を維持するためには、タンパク質や脂質だけを摂ればよいわけではありません。
ビタミンやミネラルなども含め、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

・極端なダイエットに注意する

体重管理のために食事量を大きく減らしたり、自己流で特定の栄養素を避けたりすると、必要な栄養まで不足してしまう可能性があります。
減量が必要な場合も、単純に食事を減らすのではなく、必要な栄養を確保しながら適正な体重を目指しましょう。

・おやつやトッピングの与えすぎにも注意

体によさそうな食材でも、たくさん与えればよいとは限りません。
おやつやトッピングの割合が多くなると、主食を食べる量が減り、1日全体の栄養バランスが崩れることがあります。
トッピングを取り入れる場合は、その分も含めて食事全体を見ることが大切です。

毛艶が気になるときのごはん選び

愛犬の毛艶や毛並みが気になると、「毛艶にいいドッグフードに変えたほうがいいのかな」と考える方もいるでしょう。
特定の食材だけに注目するのではなく、まずは毎日無理なく続けられる食事かどうかを確認してみてください。

・良質なタンパク質を含んでいるか

肉や魚など、犬にとって大切なタンパク質源が含まれているかを確認しましょう。
特に食が細い犬では、食べる量そのものが少なくなり、必要な栄養を十分に摂れない場合もあります。

・脂質を極端に減らしていないか

体重が気になる場合でも、自己判断で脂質を極端に避けるのはおすすめできません。
愛犬の年齢や活動量、体格、健康状態に合った食事を選びましょう。

・皮膚や被毛に配慮した栄養設計を見る

ドッグフードの中には、皮膚や被毛の健康維持を考えて作られているものもあります。
「この成分さえ入っていれば毛艶がよくなる」と考えるのではなく、食事全体の栄養設計を見ることがポイントです。

・消化しやすさも考える

どれだけ栄養価の高い食事でも、愛犬の体に合っていなければ続けることはできません。
便の状態や食後の様子なども確認しながら、その子に合ったごはんを選びましょう。

・ごはんは少しずつ切り替える

毛艶が気になるからと、突然すべての食事を変更する必要はありません。
新しいフードへ切り替える場合は、これまでの食事に少量ずつ混ぜながら、愛犬の便や体調を確認して進めると安心です。

Ishcaにも、皮膚や被毛の健康を意識した食事を取り入れたいときに選べる皮膚ケアタイプがあります。
毎日の食事をすべて変えるのではなく、いつものごはんに取り入れながら、愛犬に合うか様子を見ていくのもひとつの方法です。

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毎日のケアでできること

毛並みを整えるためには、食事だけでなく毎日のお手入れも大切です。

① ブラッシングをする

ブラッシングには、抜けた毛や汚れを取り除き、毛並みを整える役割があります。
愛犬の毛質に合ったブラシを使い、皮膚を傷つけないようやさしく行いましょう。
ブラッシングをしながら皮膚を確認することで、赤みやできもの、脱毛などの変化にも気づきやすくなります。

② シャンプーの頻度を見直す

シャンプーのしすぎは、皮膚の乾燥につながる場合があります。
反対に、皮脂や汚れがたまったままでも皮膚の状態が悪くなることがあります。
犬種や皮膚の状態によって適した頻度は異なるため、その子に合ったペースで行いましょう。

③ 洗った後はしっかり乾かす

シャンプー後に被毛や皮膚が湿った状態のままになっていると、蒸れや皮膚トラブルにつながる可能性があります。
特に毛量が多い犬や長毛種は、表面だけでなく根元までしっかり乾かしましょう。

④ 室内の乾燥にも気をつける

冬場だけでなく、夏にエアコンを長時間使用する室内でも空気は乾燥します。
愛犬の皮膚が乾燥しやすい場合は、室温だけでなく湿度にも目を向けてみてください。

⑤ 散歩の後に皮膚や毛を確認する

散歩中には、ほこりや花粉、草、虫などさまざまなものが被毛につきます。
帰宅したら軽く体を拭いたり、ブラッシングをしたりしながら、皮膚に異常がないか確認する習慣をつけておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。

毛艶だけでなく皮膚や体調も見てみよう

毛が少しパサついているだけで、愛犬が元気に過ごしているのであれば、まずはブラッシングやシャンプーの方法、室内環境、毎日の食事など、できるところから見直してみましょう。

一方で、

  • 強いかゆみがある
  • 皮膚に赤みやただれがある
  • 脱毛している範囲が広がっている
  • フケやべたつきが多い
  • 皮膚や耳から強いにおいがする
  • 急に毛質が変わった
  • 元気や食欲にも変化がある
  • 同じ場所を何度もなめたり、かんだりしている


といった様子が見られる場合には、日常のお手入れだけで様子を見続けないことも大切です。

皮膚疾患やアレルギーのほか、体の内側の不調が皮膚や被毛に現れる場合もあります。

いつもと違う状態が続くときや、症状が強いときには、動物病院で相談してみてください。

まとめ|毛艶は日々の食事とケアの積み重ね

犬の毛艶や毛並みは、食事だけで決まるものではなく、さまざまな要因が関係しています。

だからこそ、毛がパサついてきた、抜け毛が増えたと感じたときは、愛犬の暮らし全体を見直してみましょう。

毎日のごはんで必要な栄養を摂ること。
こまめにブラッシングをしながら皮膚を確認すること。
愛犬に合った方法で清潔な状態を保つこと。

こうした日々の積み重ねが、健やかな皮膚と被毛を支えてくれます。

そして、毛並みの変化は、飼い主さんだからこそ気づける小さな体調のサインでもあります。

いつもの愛犬との触れ合いの中で、「少し違うな」と感じる変化にも目を向けてあげてくださいね。


▼ この記事を書いた人 ▼

ハミルトン葉奈(株式会社Enuncia 代表取締役)
無添加ドッグフードブランド Ishca オーナー。
愛犬の健康を第一に考え、安心・安全なフード作りに取り組んでいます。幼少期から犬と共に暮らし、ペット栄養学やフードの開発・品質管理について学んできました。「食は命」という理念のもと、Ishcaを通じて多くの飼い主の方に正しい情報を届け、愛犬との豊かな暮らしをサポートしてまいります。


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